鹽竈神社の主祭神・鹽槌翁尊は、古事記の神代篇(上巻)「海幸彦・山幸彦」の神話に“塩椎神”として登場します。潮の流れを司る尊は、兄・海幸彦から借りた釣り針をなくして困っている山幸彦に海神(綿津見神)のところへ行くように教え、送り出しました。これにより山幸彦は釣り針を見つけます。さらに山幸彦は海神の娘・豊玉姫と出会い結婚し、姫は安産により御子を授かられました。
これらの所以と潮の満ち引きが出産に関係することから、当社は安産守護・子授けの神として人々の厚い信仰を集めています。
安産祈願とは、妊婦の無事と安産、胎児の健やかな成長を神様にご加護いただけますよう、お祈りをする祭典です。
妊娠5か月目にあたる戌の日に安産祈願をした腹帯を巻く「帯祝い」の儀式がおこなわれることや安定期に入ることから、5か月目を迎えられての祈願が一般的です。犬は多産でお産が軽いために安産の象徴とされており、それにあやかって戌の日に帯祝いをします。
安産祈願は、戌の日に限らず受けていただけます。また、代理の方でも受けていただくことができます。電話または来社にてご予約ください。当社では安産の御祈祷をおこない、御札、御守りを授与いたします。腹帯(さらし、腹巻、コルセットタイプなど)をご利用の方は、印を押しますのでお持ちください。いわた帯(さらしと伸縮性タイプ)は当社にもご用意がございます。
※見学・相談など、随時承ります。事前にご連絡ください。
所在地:和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26
電話番号:073-444-0472 電話でのお問い合わせは、午前9時から午後5時まで承ります。