境内のご案内

蝋色(ろいろ)施工の漆塗りが優美な春日造りの社殿。内陣外壁3面には名勝和歌の浦の風景、根上り松などの絵が描かれている。

後桜町天皇の執政関白近衛内前(このえうちさき)が、京都の神輿師桑嶋右衛門に作らせ、1767年に同神社に奉納した神輿。

初代紀州藩主徳川頼宣が1655年に寄進。

霊元天皇が眼病快癒したとして1714年に寄進。

明神鳥居。

小野小町が和歌の上達を願って当神社に参詣した折、この塀に袖を掛けて和歌を詠んだと伝わる。

大正10年に和歌山市高松 から移された「鶴松」。14世紀初頭には、7本の大きな根上り松が当神社のご神体だったとされる。

衣を通して輝く美女、当神社の祭神「衣通姫尊(そとおりひめのみこと)」の名を持つサクラ。

聖武天皇に随行した宮廷歌人山部赤人が詠んだ玉津島讃歌。万葉学者・犬養孝氏（大阪大学名誉教授）が揮毫。

聖武天皇行幸に随行した藤原卿の歌。

紀州藩の儒学者、仁井田好古選文による碑。和歌山市指定文化財。

724年の玉津島行幸の際、聖武天皇が登り詔を出したとされる山。明治末から大正初期にはエレベーターがあり、夏目漱石もそのエレベーターで同山に登った。

奠供山の山頂に建つ碑。

1688年、芭蕉が吉野・高野山・和歌の浦を訪れた折の作。

安産・子授け・不老長寿の神様をお祀りし、「しおがまさん」の愛称で親しまれている。

天野丹生明神の神輿が玉津島へ渡御する「浜降り神事」の際、神輿を収めて清め祓いした岩穴。現在の鹽竈神社。

尾上柴舟の流麗な書によって刻まれ、県内随一の格調の高さを持つ。